卓球・Tリーグの日本生命レッドエルフは14日、伊藤美誠との選手契約満了を発表した。

■2022年から2シーズンプレー

伊藤は2022年に日本生命に加入し、Tリーグに参戦。国際大会やパリ五輪出場がかかる選考会と並行して戦ってきた。Tリーグ通算で22試合に出場し18勝を挙げ、勝率は「81.8%」を誇った。

伊藤は、「パリ五輪の国内選考基準が決まり、Tリーグに参戦するかどうか考えていた時に村上総監督からお話を頂きました。とても悩みましたが、監督の熱い気持ちとTリーグの勝利ポイントが最後重要になると思い、参戦を決断しました」とパリ五輪出場も視野に入れての参戦だったと振り返る。

「2シーズン、国際大会や選考会の合間にボールもルールも異なる試合に出場するというタフなスケジュールの連続でしたが、ダブルスペアの早田選手をはじめメンバーの人柄にとても助けられ、疲れていてもチームに合流すると頑張ろうという気持ちが湧いてきました。”出場してくれてありがとう”という気持ちが伝わってきて、私自身とても嬉しかったです」とつづり、感謝の弁を述べた。

パリ五輪出場は逃したものの、世界ランキング1位という新たな目標を掲げている伊藤。「新しく立てた目標を達成するため、国際大会にたくさん出場してどんどん上を目指して頑張っていきます」とこれから先の卓球人生へ意気込んだ。