米放送局『FOX Sports』が18日(日本時間19日)、ドジャース大谷翔平投手の今季成績を紹介。解説者を務める元最多勝左腕が、ここまでの大谷の活躍を評価した。

■総合評価は「Aマイナス」も、さらなる活躍に期待

同局の番組に出演した、元ナ・リーグ最多勝左腕の解説者ドントレル・ウィリス氏は大谷について、「精神的にタフだし、フィールド上では最高の身体能力を持っているね、スピードもパワーもある。シーズン序盤は(スイングで)ヘルメットが脱げたりしていたが、どの球場でも片腕でスタンドインさせられる。彼が一塁ベース上で(ポーズをとって)踊っている姿を見るのが大好きだよ。1試合1試合を大切に、インパクトのあるプレーを続けてほしい」と、エールを贈った。

一方で、ここまで多くの好機で凡退している点に触れ、「最近は得点圏で打てていないので、総合評価は「Aマイナス」かな。とは言え、彼の活躍は本当に驚異的でワールドシリーズに出場してチームを救う中心人物になるかもしれない」と、今後のパフォーマンスにも期待を寄せた。

大谷はここまで全21試合にフル出場。ナ・リーグ5位の打率.360、4本塁打、10打点、4盗塁の好スタートを切った。二塁打10本、31安打はともにメジャートップ、長打率.640とOPS1.040は5位で、ドジャース打線の中でも一際輝きを放っている。当面は、打率.053(19打数1安打)と結果が思わしくない「得点圏打率」に注文をつけられそうだが、何事もなかったように結果が出始めてもおかしくない力強い打撃を続けている。

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