大谷翔平投手のエンゼルス時代の同僚で、現在はブレーブス傘下3Aでプレーしているデビッド・フレッチャー内野手。17日(日本時間18日)に大谷の元通訳・水原一平氏と同じ胴元で違法賭博を行っていたと報道された件について、MLB関係者は20日(同21日)に捜査開始されたことを明かした。

米スポーツ局『ESPN』が報じている。

■捜査開始も「証拠なし」本人には拒否権も

『ESPN』は17日(同18日)に「デビッド・フレッチャーが違法ブックメーカーと賭博をした疑いで捜査を開始したとMLB関係者がESPNに語ったが、捜査当局は最初に証拠をどこで入手するかという大きなハードルに直面している」と報道。

MLB関係者によると、フレッチャーの親友で元マイナーリーガーのコルビー・シュルツ氏も、同じ胴元のマシュー・ボウヤー氏と違法賭博をし、フレッチャーがチーム在籍中に出場したエンゼルスの試合など野球にも賭けていたというが、「証拠がない今回のような事件では、政府の協力が極めて重要だ」と語ったという。

また、「MLB捜査官はいずれフレッチャーに事情聴取を要求するだろうが、犯罪捜査の対象となる可能性があると主張できる場合には、フレッチャーには協力を拒否する権利がある」とし、17日(同18日)にはコメント要請に応じなかったことを明かしている。

フレッチャーは捜査中もプレーを続ける可能性があるとされている。フレッチャーは今季からブレーブス入り。マイナーでは投手としても登板し3回1/3を投げて4奪三振、防御率8.10をマークしている。