ドジャース・大谷翔平(29)の元通訳の水原一平被告(39)による〝賭博スキャンダル〟に関連して大リーグ機構(MLB)がついに動いた。

 米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は20日(日本時間21日)、MLBが昨季までエンゼルスで大谷のチームメートだったブレーブス傘下3Aのデービッド・フレッチャーの違法賭博疑惑の調査を開始したと伝えた。

 大谷選手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原被告と同じ違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー氏を通じて、賭けていたとされる。

 ESPNは17日に関係者の話として、フレッチャーはスポーツ賭博は行ったが、野球には賭けていないと報じていた。大リーグには違法賭博を行った場合、コミッショナーが判断して処分を下す規定がある。選手はいかなる場合でも野球に賭けることは禁じられており、違反した場合はピート・ローズ氏のような永久追放もありえる。

 フレッチャーは大谷とはエンゼルスで6年間一緒にプレー。同じ年ということもあり仲が良かった。また水原被告との関係も深く、ポーカー仲間としてボウヤー氏を水原被告に紹介したとも報じられていた。