高知県宿毛市で震度6弱を観測した地震から5月17日で1カ月です。完全復旧の目途はたたず市民は不安な日々を過ごしています。

4月17日、豊後水道を震源とする地震が発生。宿毛市ではー

澤村 栄治カメラマン
「震度6弱の地震から1カ月が経ちましたが、高台から見てみるとまだブルーシートがかけられている家が30軒ほど見えます」

こちらの住宅は屋根瓦が損壊するなどの被害を受けました。

Q直す予定は?
住民の平岡 照美さん
「ありますけど まだ業者さん待ちですね。きのうの強風で(ブルーシートが)ほぼほぼ飛んでしまってガレキが落ちてきたりとかもしてますけど。これから梅雨も来るのですごい心配はしています」

余震が続く中で宿毛市民はー

宿毛市民
「たまげるもんね、ドキッとする」
宿毛市民
「(建物が)倒れたら逃げ場がないなるろう。それが心配ながよ」

「宿毛のこんぴらさん」として親しまれているこちらの神社は地震の影響で鳥居の上部分が崩落しました。

宿毛金刀比羅宮・岡崎 利久 宮司
「現状としては復旧をしてない状況ですね。今度大きな地震があっても崩れないような立派な鳥居をつくりたいと考えております」

宿毛市によりますと耐震診断の申し込みが急増していて、この1カ月半で53件と昨年度の27件を大きく上回っています。

宿毛市危機管理課・有田 巧史 課長
「まだ余震も60、70回近い余震が起こってますので気を引き締めて対応していきたいと思っています」