宮城県と仙台市が目指す「宿泊税」導入されると税額はどうなるのか　宿泊税と入湯税で「６５０円」の可能性も？

宮城県と仙台市が導入を目指している宿泊税。この宿泊税が導入されたらどうなるのでしょうか。仙台市内で、入湯税がかかる温泉宿に一泊した場合で見てみます。

仙台市は１泊２００円、県は一泊３００円を徴収する案を示していますので、何の調整も行われないまま導入されると宿泊税は合計５００円となり、入湯税を合わせると１人一泊６５０円が徴収されます。
家族４人で泊まったとすると２６００円の負担増です。

一方で、県と仙台市が調整することで、仙台市内も他の市町村と同じく一律３００円となる可能性もあります。その際は、入湯税も合わせると１人４５０円です。

村井知事は会見で「できれば同額の方がいい」と述べて何らかの調整が必要との考えを示していますが、一方で「仙台市との調整次第でどうなるかわからない」とも話していてどのような金額となるか現時点ではわかりません。

税収は観光振興に使われるということですが、宿泊事業者から反対意見が出ていることに加え、湯治客や長期のビジネス客など連泊する人は、特に負担が大きくなります。