日本酒の原料となる早稲品種のコメ「やまのしずく」の田植えが1日、宮城県大崎市で行われました。

大崎市松山の酒造会社「一ノ蔵」の田んぼです。1日は、今年作付けするおよそ6ヘクタールのうち、1.5ヘクタールに苗を植えていきました。苗は、日本酒の原料となる早稲品種「やまのしずく」です。コメづくりに取り組む農業部門の担当者によりますと、今年は3月27日の種まき以降、気温の高い日が続いたり、極端に低い日もあったりして、苗づくりに苦労したそうです。

一ノ蔵農社 阿部昭 副主任「良いコメづくりを心がけて、良い酒米、良い酒、おいしい酒になるように、気持ちを込めてつくりたい」

植えられた苗は、化学肥料や農薬を通常の半分以下に抑えて育てられます。9月上旬には収穫出来る見込みで、11月に販売される新酒の原料となります。