読者により幅広い情報をお届けすべくスタートしたパートナーレポート企画。今回はシンクタンク・コンサルティング・ITソリューションといった幅広いサービスを提供する「日本総合研究所」発刊のレポートより、ディープテック・スタートアップに関する内容を再構成し、TECHBLITZ読者向けのレポートとしてまとめました。
※レポート本誌は、2024年1月に「BLITZ Portal」ご利用企業向けに発刊しております。

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日本総合研究所

 シンクタンク・コンサルティング・ITソリューションの3つの機能を有する総合情報サービス企業です。「新たな顧客価値の共創」を基本理念とし、課題の発見、問題解決のための具体的な提案およびその実行支援を行っています。今回ご紹介するレポート以外にも日本総合研究所では多くのレポートを日々発信しております。

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関連レポート
ヨーロッパ ディープテックレポート2023

ディープテックは不確実性が高いものの、成功すると社会に大きなインパクトが

「ディープテック・スタートアップへの期待と課題」では、以下の内容をレポートとしてまとめています。

  1. ディープテック・スタートアップの概要
  2. ディープテック・スタートアップの難しさ
  3. ディープテック・スタートアップへの注目
  4. ディープテック・スタートアップへの追い風
  5. ディープテック・スタートアップの促進に向けて

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ディープテックとは?

 「ディープテック」は、アメリカでエンジェル投資プラットフォームを運営するPropel(x)(本社カリフォルニア州サンマテオ)の共同創業者兼CEO、Swati Chaturvedi氏による造語であり、一般にスタートアップとの関連で用いられる。同氏が2014年に初めて使用した際には、「飛躍的な科学または工学に基づく企業」をディープテック・スタートアップと定義しました(注2)。

 その後、ディープテックという言葉が広がるにつれてさまざまに定義されるようになりました(図表1)。ほぼ共通する点として、①専門性の高い先進技術であり、②研究開発に長い時間と多額の費用を要し、③不確実性が高いものの、成功すると社会に大きなインパクトを及ぼし得る、の三つが挙げられます。ディープテックといえる技術は、現在であれば生成AIなどの最先端AI、量子コンピューティングなどの次世代コンピューティング、核融合などの新エネルギー、各種宇宙技術、合成生物学などのバイオテクノロジーが挙げられます。もっとも、どこまでをディープテックに含めるかについては、定義と同様に明確なコンセンサスが確立されているわけではありません(注3)。

注2 Swati Chaturvedi, “What attracts me most to Deep Tech Startups?” (blog), Propel(x), November 17, 2020 (https://www.propelx.com/blog/what-attracts-me-most-to-deep-tech-startups/)。
なお、定義は原文では、”companies based on breakthrough science or engineering”。
注3 例えば Dealroom.co は、バイオテクノロジー系について、AI 主導のもの以外はディープテックから除外している。ディープテックを研究開発リスクが高く、かつ製品が市場で受け入れられるリスクが高い分野と捉え、バイオテクノロジー系は、研究開発リスクは高いものの市場で受け入れられるリスクは比較的低いとみなしていることによる。(Dealroom.co et al.[2021])


 「ディープテック・スタートアップへの期待と課題」は、日本企業がイノベーション推進を目的とした情報収集にお役立ていただける内容となっております。

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