この先、気温の変化が大変大きいでしょう。18日は、急に寒くなる見込みです。次の週末は寒さは緩み、次第に季節先取りの暖かさになるでしょう。気温の大きな変化で体調を崩さないようにお気をつけください。

今日16日 東京都心の最高気温5月上旬並みに

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今日16日、本州付近は暖かい空気に覆われています。午後4時までの最高気温は、平年より高くなった所が多くなりました。東京都心は22.7℃で、5月上旬並みになりました。

17日〜23日 18日は気温急降下 冬に逆戻り

明日17日も、季節先取りの暖かさが続く所がある見込みです。東京都心の最高気温は、20℃を超える予想です。

18日は激変、急に寒くなり、20日から21日を中心に、冬に逆戻りしたかのような寒さになるでしょう。最高気温は、大阪市では10℃に届かない日もある見込みです。気温の大きな変化で体調を崩さないようにお気をつけください。

気温が急降下するばかりか、北海道や東北、北陸付近では度々雪雲がかかり、特に20日春分の日から21日は、北海道や東北の日本海側、北陸を中心に大雪になるおそれがあります。今後、最新の気象情報をご確認ください。

寒さは、次の週末には緩みそうです。

気温が急降下するのは何故?

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18日から気温が急降下し、20日から21日をピークに寒さが戻る原因は、日本付近は西高東低の気圧配置になりやすいためです。

日本の東で、気圧の谷が深まり、低気圧が発達しやすいでしょう。
さらに、偏西風が中国大陸付近で北へ大きく蛇行し、東シナ海付近が高気圧になります。このため、日本付近は西高東低の気圧配置になりやすくなります。
20日は、上空5500メートル付近で、マイナス39℃以下の寒気が北陸付近まで流れ込む予想です。真冬でも何度もない程、強い寒気です。

24日〜29日 この時期としては暖かく

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この期間は、気温は平年より高めでしょう。最高気温は東京都心で20℃を超える日がある予想です。那覇市では25℃以上の夏日が数日続くでしょう。沖縄・奄美や九州南部では、かなりの高温になる見込みです。

この頃には、九州から関東では、多くの所で桜の季節を迎えているでしょう。天気は、本州付近に前線が停滞しやすく、九州から関東を中心に曇りや雨の日が多い見込みです。桜が咲く頃に降る雨を桜雨ともいいます。どうやら傘の花も咲くことになりそうです。

季節先取りの暖かさになるのは何故?

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次の週末以降、寒さが緩む原因の一つは、偏西風が黄海付近で北へ蛇行し、中国大陸から日本付近にかけて、暖かい空気に覆われるためです。
さらに、26日頃には、日本の南に中心を移す高気圧の縁を回って、南から暖かい空気が流れ込むでしょう。このため、寒さが緩むばかりか、季節先取りの暖かさになります。