1月から放送されている、2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。今回は、「大河ドラマのロケ地〜寺城編〜」として、物語のシーンに登場する直虎ゆかりの社寺・お城をご紹介します。徳川四天王のひとりとして有名な井伊直政を育てあげたのも、直虎でした。毎週展開を楽しみにしている方も、まだいちども観たことがないという方も、戦国時代を生きた人々の息づかいが感じられる歴史スポットを訪ねて、パワーをもらってみませんか?

直虎がいた井伊氏のお城/井伊谷城跡(静岡県浜松市)

■井伊谷城跡(いいのやじょうあと)
井伊氏の初代共保によって築かれたといわれる井伊谷城。松に覆われた小高い山の上には土塁と石垣、南麓に本丸・二の丸・三の丸があったとされています。井伊直親(直政のお父さん)も城主を務めていましたが、今川氏に殺されてしまいます。このとき直政(幼名・虎松)はまだ幼子。井伊家を存続させるために、急遽元婚約者の直虎が城主となったのです。彼女はどんな思いでここから城下を眺めていたのでしょうか。現在は、井伊谷城跡城山公園となっていて、城跡には芝生広場や東屋、トイレなどがあります。駐車場から山頂までは歩いて15分くらい。ちょっと急勾配ですが、遊歩道も整備されています。
●所在地:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷字城山(城山公園)
●問い合わせ:053-522-4720(奥浜名湖観光協会)
●アクセス:天浜線「気賀」駅より車で約15分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください


ピンチをのりきる拠り所/龍潭寺(静岡県浜松市)

■龍潭寺(りょうたんじ)
奈良時代に行基によって開かれた禅宗のお寺です。井伊家の菩提寺として、井伊直政尊像なども安置されています。物語中、龍潭寺のシーンはひんぱんに登場。直虎は幼少時から、何かにつけて住職の南渓(なんけい)和尚のもとへ問題解決のヒントをもらいに行くのです。出家し修行したのも、ここ。このお寺は庭園が有名で、四季おりおりの美しい花が咲き、数多くの石組みで滝や渓谷が表現されています。「心」という字を表す池には蓮が浮かび、国指定名勝の名にふさわしく一年を通して素晴らしい眺めです。また、すぐそばに井伊氏初代共保が生まれたと伝わる井戸もあります。
●所在地:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989
●問い合わせ:053-542-0480
●アクセス:天浜線「気賀」駅より車で約10分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください

直政も!出世パワーのお城/浜松城(静岡県浜松市)

■浜松城公園
徳川家康の天下統一への足がかりとなったお城です。歴代城主の中には幕府の要職に登用された者も多いことから、別名「出世城」! 直虎に育てられた直政は15歳のとき、浜松城外の鷹狩りでご機嫌の家康と面会を果たし、なんとそのまま採用されて、めきめきと頭角を現していったようです。現在は天守閣と公園が整備され、展望台からは浜松市街を一望でき、富士山もくっきり見えます。2015年に徳川家康公400年記念事業として制作された「徳川家康の等身大3D像」も必見です。手相・しわ・毛穴まで再現された、迫力あるリアルさ。しかも、「たぬきおやじ」のイメージを覆す(30歳くらいの)凛々しい姿でよかった! ぜひご堪能ください。
●所在地:静岡県浜松市中区元城町100-2
●問い合わせ:053-453-3872(受付時間 8:30〜16:30)
●アクセス:JR「浜松」駅北・南口タクシー乗り場より乗車約5分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください

直虎のサイン入り古文書/蜂前神社(静岡県浜松市)

■蜂前(はちさき)神社
徳政令(貸し借りを帳消しにする命令。これにより井伊家の経済は大ピンチに)騒動の舞台となった神社です。井伊直虎の「花押(かおう。署名の一種)」が記された唯一の古文書「井伊直虎関口氏経連署状」(浜松市指定文化財)がみつかったことでも知られています(現在、浜松市博物館で保管)。当時、花押は身分のある男性が用いるものであったことから、直虎が男性として振舞っていたことがわかる貴重な史料となっています。この神社が誇る「井伊直虎花押」刺繍入りのお守りやシックなデザインの御朱印帳は、御朱印ガールたちにも好評です(いただける日時などは事前にご確認を)。
●所在地:静岡県浜松市北区細江町中川6915
●問い合わせ:053-522-4720(奥浜名湖観光協会)
●アクセス:天浜線「金指」駅より車で約5分 他
※詳細は公式サイトをご参照ください