世界ランク2位の上地結衣
画像提供:ゲッティイメージズ

国際テニス連盟のITFが主催する車いすテニスのBNPパリバ・ワールドチームカップ(ポルトガル、ハード、ITF)は今月1日から7日にかけて開催されており、日本代表の女子チームが6日に行われた準決勝でイギリス代表を2−0で撃破。2連覇に王手をかけた。

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同大会は1994年に第1回が開かれた歴史ある大会。国別対抗戦で競われ、日本代表は昨年、上地結衣らの活躍でオランダを下し優勝を果たした。今年は2連覇をかけて前年王者として参戦しており、予選ではアメリカとチリを下し4強入り。準決勝は大谷桃子と上地がシングルスで2連勝し決勝に駒を進めた。

7日に行われる決勝では世界ランク1位のD・デ フロート(オランダ)擁するオランダと2年連続で激突する。オランダは準決勝でフランスを下しての勝ち上がり。

しかし、昨年大会ではデ フロートが体調不良で出場叶わなかったため、世界1位のデ フロートと同2位の上地が対戦することはなかった。両者はこれまでも四大大会やパラリンピックの舞台、それも決勝で幾度となく顔を合わせており通算成績は上地の15勝37敗。今年だけでも計4度対戦しているが、いずれもデ フロートに屈している。

ITF公式サイトには昨年優勝を果たした直後の上地のインタビューも交えながら、今年の準決勝後のインタビューを掲載した。

昨年の優勝後、上地は「もちろん、ディーデ(デ フロート)は出場していない。私たちの仕事は、来年(2023年)再びタイトルを獲得するために努力を続けること」とコメント。

今年、イギリス戦後に再びマイクの前で上地はこう話した。

「今大会中はコート内外でとてもいい雰囲気でプレーできていると思う。昨年の結果は不満ではなく、シングルスでグランドスラムを獲れなかったから不満なの。でも、ウインブルドンでダブルスの優勝を飾れたのは、とてもいい瞬間だった」

「昨年以上のパフォーマンスを目指して練習する。昨年の全米オープンから、試合に対する姿勢を少し変えた。また、プレースタイルもよりアグレッシブにプレーするように変更した。オフシーズンには、そのようなスタイルでトレーニングしていたの」

今大会はシングルス2試合を戦った後、1勝1敗であればダブルスが開催。どちらかがシングルスで2連勝を飾ればその時点で終了となる。日本は1試合目に大谷が、2試合目に上地が出場することが予想される。

一方、同時期に開催されている男子にも日本代表が出場。日本は小田凱人や荒井大輔らを擁していたが、予選で敗れ姿を消した。



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