勝利した大坂なおみ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は23日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク229位の大坂なおみが同17位で第15シードのE・スイトリナ(ウクライナ)を6-2,7-6 (7-5)のストレートで破り、直近で出場した3大会連続で3回戦に進出した。試合後、大坂は「試合ごとにもっともっと良いプレーをしたい」と語った。

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2022年の同大会で準優勝を果たしている大坂は今大会、1回戦で同51位のE・コッチャレット(イタリア)をストレートで破り初戦突破。スイトリナはシードのため1回戦が免除で、この試合が初戦となった。

大坂は昨年7月に出産し今シーズン復帰。一方のスイトリナは一昨年出産し、昨年ツアー復帰を飾ると、現在世界ランク17位まで浮上している。この試合は両者が母親になって初めての対戦となった。

迎えた2回戦、第1セットは大坂がファーストサービス時に85パーセントの確率でポイントを獲得しスイトリナに1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。

続く第2セットは両者1度ずつブレークを奪い合いタイブレークにもつれ込む接戦となるも、これを制した大坂が1時間30分で勝利を決めた。

大坂はこれで8強入りした先月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)と、3回戦に進出した今月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)に続き3大会連続で3回戦に駒を進めることとなり、復調している。

女子テニス協会のWTA公式サイトには大坂のコメントが掲載されている。

「ベストマッチとまではいかなくても、間違いなく最高の試合のひとつだったと思います」

「でも、試合ごとにもっともっと良いプレーをしたいとも思っています。この試合に臨むにあたって、彼女(スイトリナ)が素晴らしい選手だということは分かっていましたし、勝つチャンスを得るためには、本当に良いプレーをするしかなかったと思います」

「正直、コートの雰囲気は本当に素晴らしかったです。みんなに囲まれて、みんな大きな声を出していました。まさにマイアミという感じでした」

勝利した大坂は3回戦で第23シードのC・ガルシア(フランス)と対戦する。ガルシアは2回戦で同73位のV・トモワ(ブルガリア)を下しての勝ち上がり。

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