現地9日、フランス/ロクブリュヌ=カップ=マルタンのモンテカルロ・カントリークラブで開催されているモンテカルロ・マスターズでシングルス1回戦が行われ、アレックス・デミノー(オーストラリア)が元チャンピオンのスタン・ワウリンカ(スイス)を6-3,6-0で破り、今季20勝目をあげた。

雨のため試合開始が2時間半近く遅れ、コンディションが良くない中でも、デミノーはベースラインから力強いショットを披露し、エラーを最小限に抑えた。ワウリンカのショットを難なく打ち返したデミノーは、63分で試合を制した。

ATPによるとデミノーは「(重要だったのは)僕の姿勢だ。クレーの最初の試合では、ベストなプレイができなかった。だから僕は強さと堅実さを保った。必要な時はタフなプレイをすることで、試合に集中することができ、プレイがどんどん良くなったんだ」と話した。

PIF ATPランキング11位のデミノーは、今季20勝目を獲得した4人目の選手となった。25歳のデミノーは、今季序盤のATP500メキシコ・オープンでタイトルを獲得し、マイアミ・オープンでは4回戦に進出した。

モンテカルロ・マスターズに出場するのは4度目のデミノーだが、2回戦より先に進んだことは1度もない。記録更新を狙い、2回戦でタロン・フリークスポール(オランダ)と対戦する。

デミノーは「クレーは常にフィジカル戦で、強さが必要だ。僕は体重を数キロ増やしたから、クレーシーズンで効果が出ると良いな」とコメントした。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/de-minaur-wawrinka-monte-carlo-2024-tuesday)