現地16日、スペイン/バルセロナで開催されているバルセロナ・オープン・バンコ・サバデルでシングルス2回戦が行われ、PIF ATPランキング87位のブランドン・ナカシマ(アメリカ)が同8位のアンドレイ・ルブリョフ(ロシア)を 6-4,7-6(6) で破るアップセットを演じた。

22歳のナカシマが、トップ10選手から白星を獲得するのはキャリア2度目、クレーでは初だ。 Infosys ATP Statsによると、サーブが安定していたナカシマは、80%(33/41)の確率でファーストサーブポイントを獲得し、1時間53分で試合を制した。

ATPによるとナカシマは「僕はまだここで全力を尽くしている。以前のレベルに戻りつつあることを嬉しく思うよ。このような観客の前で、このコートでプレイするのは格別だ」と話した。ナカシマのランキングキャリアハイは2022年の43位だ。

ナカシマはこれまでにトップ10選手と7度対戦したが、白星を獲得したのは昨年10月のロレックス上海マスターズでホルガ・ルーネ(デンマーク)に勝利した時のみだ。今試合でナカシマは、9度掴んだブレークポイントのうち1度しかブレークにつなげることができなかったが、第2セットタイブレークでも臆することなく戦い、勝利を勝ち取った。

2週間前のクレーコート大会、全米男子クレーコート選手権で準々決勝まで進んだナカシマは、3回戦で第13シードのトマス・マルティン・エチェベリー(アルゼンチン)と対戦する。2022年ネクスト・ジェンATPファイナルズ覇者のナカシマは、今季ツアーレベルでの成績を5勝3敗に伸ばした。ATPチャレンジャーツアーでの成績は19勝5敗。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/rublev-nakashima-barcelona-2024-tuesday)