ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月8日、本拠地エンジェル・スタジアムでのヒューストン・アストロズ戦に「3番・指名打者」として先発出場した。序盤から点の取り合いとなったこのゲームで、大谷は2、3打席目に適時二塁打を放つなど2安打2打点を記録。チームも8回裏に決勝点を挙げ、6対4でカード初戦で勝利を飾り、連敗を2で止めている。


【動画】ナックルカーブに泳がされながらも鋭い打球で二塁打! 昨季のワールドチャンピオンを相手に、長打2本を放ち打撃で存在感を示した大谷。さらに2戦目では先発登板も発表されている。ポストシーズンを争う上でのライバルを相手に、そのピッチングが注目には視線が注がれることは間違いない。

 また、米国内では今季も順調に「二刀流」で結果を残し続けている日本人スターに対し、はやくも2大タイトル受賞の可能性を探るトピックも伝えられているようだ。

 米スポーツメディア『Yardbarker』では、大谷の2023年のア・リーグ(AL)MVP、サイ・ヤング賞の「同時受賞」の実現について論じる特集記事を配信している。

 その中で、MVPに関して「オオタニは今年も30本以上のホームラン、打率.275、出塁率.375、長打率.500前後、OPS.900前後というペースで、今年も20試合以上先発することを考えると、AL MVP受賞はほぼ確定的と言えるだろう」として2シーズンぶりの受賞が有力と見解を示している。

 一方で、サイ・ヤング賞受賞は困難であると指摘。同メディアは、大谷が中5日での登板であることに加え「時折乱調になる傾向があり、それが試合中盤にマウンドを降りることに繋がっている。投票者は必ずしも勝利や奪三振を気にするのではなく、投球回を気にする傾向にあり、オオタニは投球回でリーグをリードすることはないだろう」と綴っている。

 だが、その上で「もしオオタニがこれまでのように打者を打ち取り続け、20勝の大台に乗せることができれば、投票者が彼のALサイ・ヤング受賞を否定するのは難しいだろう」として、勝ち星次第では可能性があると述べ、さらに投打での好調をシーズンを通して維持した場合は「AL MVPとALサイ・ヤング賞の両方を受賞できない理由はないことを忘れないでいてほしい」と主張した。

 トピックでは他に、現在、米国内では大谷の両方の受賞について、特別企画としてのオッズを設定しているベットサイトがあることも紹介している。「ユニコーン」とも称される男はそのパフォーマンスで人々の関心を惹きつけるだけでなく、様々な話題を多くのファンに提供し続けているようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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