侍ジャパンを3大会ぶりの世界一に導いた二人の侍が、久しぶりの再会を果たした。

 現地時間5月12日、セントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーは、敵地フェンウェイ・パークで行なわれた試合前にボストン・レッドソックスの吉田正尚と対面。両雄が顔を合わせるのは、世界一に輝いた3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来となり、グラウンド上で握手、ハグを交わすと仲良く談笑する姿が見られた。

 カーディナルスの地元紙『St. Louis Post-Dispatch』が掲載した記事によると、この日、報道陣の取材に応じたヌートバーは、メジャーの舞台でも勢いが止まらない吉田について、「間違いなく特別な選手。彼はそれを証明したと思う」と言及。WBC日本代表のチームメイトとして共闘した経験を振り返り、「本当にスペシャルなことだった」と話している。

 さらに、アダム・ジョーンズ氏が吉田を“日本のフアン・ソト”と表現していたことに触れれば、今季のハイパフォーマンスに対して、「僕にとって驚くべきことではない」と語り、「彼は物静かな性格」と人柄の印象を吐露。「長い時間を一緒に過ごし、食事にも行き、彼を知ることができて良かった」とあらためて盟友へのリスペクトを示した。
  その後も、「彼は性格が良くて、スマートだ」と称賛の言葉を並べていたヌートバーは、「初対面のときは少し控え目だった」と続け、「一緒に過ごすうちに打ち解けられたみたいで嬉しい」とコメント。また最近は、年下の自分から日本人メジャーリーガーの元へ挨拶しに行く機会が増えているが、「これが好きだ」と充実感も滲ませている。

 なおこの日、ヌートバーは3打数2安打1四球2打点、吉田も3打数2安打1四球と活躍。試合は、カーディナルスが8対6で勝利した。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「正尚さんとたっちゃんが再会」にファン胸熱!! MLB公式が吉田&ヌートバーの2ショット公開! 今季初対戦はともにマルチ安打

【関連記事】エンジェルスが難攻不落のクラセ攻略! 土壇場9回の逆転劇で3試合ぶり白星!! 大谷翔平は3出塁も2打数無安打

【関連記事】大谷翔平の「トレードの可能性はない!」――米球団関係者が“内部事情”を明かす「現代のベーブ・ルースを放出した男にされたくない」