冨安健洋、来季の主戦場は左サイドバック? アーセナルの補強動向に英メディアが見解「役割変更に驚きはない」
英サッカーサイト『football.london』では現地時間6月7日、アーセナルが今オフ獲得を目指しているとされるレアル・バジャドリーのDF、イバン・フレスネダが加入となった場合、冨安を左サイドバックとして固定するものと予測している。
同メディアは、左サイドバックのレギュラーであるキーラン・ティアニーの移籍を予想した上で「フレスネダと契約することで、2021年夏に右サイドバックとして加入したタケヒロ・トミヤスが左サイドバックに恒久的に転向するかもしれない」と主張。さらに「シーズン中、トミヤスが何度も左サイドバックとして起用されたケースを考えれば、役割変更はさほど驚きではないだろう」と見通している。
続けて、「実際、アルテタはシーズン前半のリバプール戦とリーズ・ユナイテッド戦でトミヤスを左サイドバックとして起用し、ヨーロッパリーグのラウンド16ファーストレグのスポルティングCP戦で短い出番があり、一部のガナーズサポーターに印象を与えた」として、ミケル・アルテタ監督のこれまでの起用法から、同ポジションへの適応に問題はないと指摘した。
ただ、今季は3月に負った右膝負傷により長期離脱となったシーズンであり、現在も復帰へ向けての調整中だ。そのため同メディアは「もちろん、過去、日本代表選手は怪我に悩まされており、ポジションの決定は彼がフィットネスを証明できるまで遅れるかもしれない」と慎重な見方を示している。
ただし、その一方で開幕前の復帰についても言及。指揮官は「彼は素晴らしい人物であり、トップのプロフェッショナルであり、私たちは彼がプレシーズンまでにプレーできることを望んでいる」と語ったとしている。
ピッチ上ではディフェンス面において、そのユーティリティ性を如何なく発揮してきた冨安。戦列復帰を果たした際はポジションがどこであれ、再びレギュラー獲りへ向け、力強いプレーを見せてくれるはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
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