3月26日、立教大学陸上競技部の男子駅伝監督に、元駒大コーチの高林祐介氏が就任することが決まった。

 前任者である上野裕一郎氏が昨年10月の箱根駅伝予選会直前、部員との不倫が報じられ、解任となっていた同部。元々棒高跳びが専門の原田昭夫総監督が代理監督を務め第100回大会を乗りきっていた。

 そして今年、大学創立150周年を迎える立教大は高林氏を招集した。同氏は、2006年に駒大に入学。箱根駅伝総合優勝に貢献するなど、学生三大駅伝で7度の区間賞を獲得した。卒業後はトヨタ自動車で競技を継続するも、2016年に引退。2022年から母校に戻り、コーチとして指導者の道を歩みはじめていた。
  大八木弘明総監督と藤田敦史監督の下でコーチングを学んだ36歳の若き指揮官は、「立教学院創立150周年の節目の年に、この責任ある役割を担うことを託され、感謝申し上げます」と公式ホームページでコメント。

 そして「私の役割は選手たちの夢や目標を支援し、それらを叶える手助けをすることです。学生たちが自らの成長と成功を達成するだけでなく、他者への貢献や助け合いを通じて、陸上競技を含めた社会に貢献できる人材を育成することが使命だと感じております。皆様のご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」と挨拶した。

 監督不在ながら、第100回大会を14位で走り切った立教大。新監督の腕の見せどころだ。

構成●THE DIGEST編集部

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