ロサンゼルス・ドジャースの共同オーナー、トッド・ボーリー氏が米経済誌『Forbes』のインタビューで、今オフに獲得した大谷翔平について語った。
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 ドジャースは2012年から投資グループのグッゲンハイム・ベースボール・マネジメントが所有。イングランド・プレミアリーグのチェルシーのオーナー代表も務めるボーリー氏は、個人としてドジャースの株式を20パーセント所有し、さらに共同設立した投資会社『Eldridge Industries』を通じても7パーセントの株式を所有しているという。

 12年に球団所有者が替わってからというもの、ドジャースは13年から11年連続でプレーオフに進出。新型コロナの影響で短縮シーズンとなった20年にワールドシリーズを制している。同誌によるとドジャースの球団価値は、12年にグッゲンハイム・ベースボール・マネジメントが買収した金額20億ドル(当時約1600億円)から大幅に上昇し、現在は48億ドル(約6000億円)と見積もられている。
  そんなドジャースは23年12月に、大谷翔平と米国のプロスポーツ史上最高額となる10年7億ドル(当時約1015億円)で契約。「オオタニは勝利にとてもこだわっている。それは私たちもそうだ。彼の情熱と我々の情熱が一致したんだ」と、上昇志向のボーリー氏にとっては歓迎する契約だったという。

 大谷との契約はドジャースの知名度を別次元に押し上げた。「23年のワールドシリーズ5試合は、平均して900万人が観戦した。そしてオオタニの入団を7000万人が視聴した。オオタニのユニホームは、入団発表から48時間でリオネル・メッシよりも多く売れた」とボーリー氏は計り知れない経済効果があったと明かした。

 今後10年にわたって大谷とともに歩み続けるドジャースは、グラウンドの内外で大谷の活躍を期待している。

構成●THE DIGEST編集部

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