現地4月22日にヤンキー・スタジアムで開催されたオークランド・アスレティックス戦で、アーロン・ブーン監督(ニューヨーク・ヤンキース)が、突然ハンター・ウェンデルステット審判から“退場処分”を告げられた。

【動画】「最も滑稽な退場劇だ!」とんだとばちりを受けたブーン監督

 先頭のエステウリー・ルイーズへの死球判定をめぐり、ブーン監督が抗議。ウェンデルステット氏は、「これ以上何か言ったら退場にするぞ!」と警告した直後の出来事だった。ベンチでガムを噛んでいただけのはずが、いきなり同審判に「退場!」とコールされたのだ。

 審判は、観客の野次をブーンのものと勘違いしたようだ。同指揮官は、「俺は何も言っていない!」と猛アピール。だが頭に血が上った審判は「誰が言ったとか関係ない!退場しろ」と理不尽な処分を科したのだ。

 とんだとばっちり受けることになったブーン監督。“前代未聞の誤審”は、関係者も見るに堪えない光景だったようで、米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は、「信じられない!最前列にいたファンが審判に罵声を浴びせたことで、アーロン・ブーン氏は退場させられた」と報じたうえで、「これこそ史上最悪の退場か?」とぼやいた。
  また専門局『MLB Network』の看板記者ジョン・ヘイマン氏は、「ハンター・ヴェンデルシュテット審判は明らかにストレスが溜まっている。長期休暇をとることを勧めるよ」とコメントすると、米スポーツベッティングサイト『DraftKings』のジャレッド・カラビス記者は、「ここ最近で最も滑稽な退場劇だ!ほかに近いものが浮かばない」と皮肉った。

 識者も呆れるまさかの退場劇。二度と同じ過ちが起こさらないようにしてもらいたいものだ。

構成●THE DIGEST編集部

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