イタリア・セリエAのユベントスが、ボローニャの指揮官チアゴ・モッタを新監督として招聘するようだ。伊紙『Gazzetta dello Sport』が5月16日の記事で伝えた。
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 同紙によるとユベントスのフットボールディレクター(FD)、クリスティアーノ・ジューントリは若いチームのボローニャを率いて、チャンピオンズリーグの出場権を獲得したT・モッタの手腕を高評価。新たなユベントスのサイクルを41歳の新指揮官とともに築き上げようとしている。

 ユベントスはT・モッタに対して年俸350万ユーロ(約5億8000万円)の2年契約+1年の延長オプションを提案する用意があり、補強についてもジューントリFDは新指揮官の要望を聞き入れる準備があるという。システムはマッシミリアーノ・アッレーグリ監督の3ー5ー2から、4ー2ー3ー1か4ー3ー3に変更になると見られている。
  現在ユベントスを率いるアッレーグリ監督とは、2025年6月までの契約を結んでいるが、今シーズンをもって袂を分かつ。2014ー15シーズンからセリエA5連覇(いずれもコッパ・イタリアとの二冠)を成し遂げた第一次政権時とは異なり、第二次政権となった21ー22シーズンからの3シーズンで獲得したタイトルは、今シーズンのコッパ・イタリア優勝だけだった。

 一方、T・モッタ監督を引き抜かれることが有力なボローニャは、新指揮官としてラツィオを解任されたマウリツィオ・サッリを招聘するようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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