今季、多くのスター選手を揃えたロサンゼルス・ドジャースで、新加入のベテランも存在感を放っている。
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 ナ・リーグ西地区の首位を快走するチームにおいて、35歳のジェームズ・パクストンがここまで5勝をマークし、ドジャース先発ローテーションの一角を担っている。昨シーズン終了後、ボストン・レッドソックスからFAとなり、大谷翔平、タイラー・グラスノー、山本由伸らに続き、今年1月にドジャースの一員となった。

 ノーヒット・ノーランの偉業を達成した経験も持つ左腕は、今季もシーズン序盤で3連勝を記録するなど実力を発揮。グラスノーの6勝に次ぐ勝利数をチームにもたらしている。直近の登板となった現地時間5月17日のシンシナティ・レッズ戦でも、自身には白星がつかなかったものの、クオリティ・スタートでゲームを作りチームの連敗ストップに貢献した。

 そして、未だ無敗をキープするなど安定感のあるパフォーマンスを続けるベテランには、現地メディアからの評価も極めて高い。

 ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』では、17日のレッズ戦の投球について「パクストンは6イニングを投げ、3失点、7安打を許し、2奪三振。彼は一晩中ベストの状態ではなかったが、シンシナティの攻撃を切り抜けるさまざまな方法を見つけた」と称賛の言葉を並べた。
  さらに、「ロサンゼルスは2試合連続で負けていたため、先発投手の好投が必要だった。パクストンは再びチームのために活躍した。ローテーションで不動の存在となっている」などと、貢献度を強調した。

 おなじく専門メディア『Dodger Blue』でも、レッズ戦のピッチングを報じた上で、「今年、彼は7つのダブルプレーを誘発しており、これはメジャーリーグ全体でトップ10内にランクされる」と振り返り、「このサウスポーはこれで連続無四球となり、彼も一歩前進していることがわかる」といぶし銀の働きを評した。

 他にも、指揮官であるデーブ・ロバーツ監督がレッズ戦後、「全体的にはジェームズにとって本当に良い夜だった。ベストコンディションではないにもかかわらず彼はイニングを稼ぎ、我々のリリーフ陣をしっかり守ってくれている」と賛辞を贈っていたことも紹介している。

 今シーズン、ファンの期待通りに勝ち星を重ねるドジャースにおいて、すでに欠くことができない存在となっているパクストン。チームを支える長身サウスポーのピッチングには、今後も多くの視線が注がれるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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