コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は書籍「犬を揉む」の作者・さかぐちまやさんの漫画「一家団欒」をご紹介。

作者であるさかぐちまやさんが12月1日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.3万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではさかぐちまやさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

■愛犬と仲良くソファーを使う想定が…
作者・さかぐちまやさんは旦那さんと愛犬・もなかちゃんとでソファーでくつろぐ姿を想像していた。しかし現実は愛犬・もなかちゃんがソファーの大半の場所を取り、さかぐちまやさんと旦那さんはソファーの端へと追いやられてしまったのだ。すかさず旦那さんが「もうちょっとはじっこ寄ろっか」と触ろうとするが、もなかちゃんは旦那さんの手を足でガードしてしまう。さかぐちまやさんと旦那さんは「イヤか〜」と、しぶしぶ諦めたのだった。

本作を投稿したX(旧Twitter)には「まさに我が家もこれです」「ウチもです笑 3人掛けなのに半分」「これ、解りすぎるんよ…」「うちもソファは使わせてもらえないですね…よかった。みんな同じだ」「まんま家です」など共感の声が多数寄せられている。

■「当初のもなかはハチャメチャにアグレッシブ」作者・さかぐちまやさんが愛犬の漫画を描き始めたきっかけ
――「一家団欒」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

ソファでのびのび過ごす犬の姿と、あまりのびのび過ごせてない人間の対比に笑っていただければ…と思います。ちなみに人間側はソファが狭くても幸せな気持ちです。

――本作の中で特に気に入っているシーンがあれば、理由と共にお教えください。

「はじっこ寄ろうか」と言われた時、静かに、でもはっきりと拒否してくるもなかの姿がツボでお気に入りです。

――本作や書籍「犬を揉む」など、愛犬の作品を多く描いていらっしゃいます。愛犬を漫画で描こうと思った理由やきっかけがあればお教えください。

うちにお迎えした当初のもなかはハチャメチャにアグレッシブで、何一つしつけ本通りにいかず苦労していました。そのときのトホホという気持ちを絵日記の形式で投稿し始めたのが始まりです。

――温かみのある画風が素敵ですが、漫画を描くときにこだわっていることがあればお教えください。

犬の見せる自然な姿勢や仕草をなるべく丁寧に捉えたうえで、イラストとして愛着が持てるようにゆるくてシンプルな絵柄で表現するよう気をつけています。また、インパクトのあるおもしろいエピソードを描くのも好きなのですが、書き留めないと忘れてしまうような何気ない(けど大切な)エピソードをちゃんと描き残していきたいと思っています。

――今後の展望や目標をお教えください。

もなかも年齢を重ねるにつれ、また今とは違った表情や魅力を見せてくれると思うので、それをしっかり描き続けたいと思っています。あと本当に絵空事の願望としては、アニメ化してほしいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

作品を読んでいただきありがとうございます!いただいたコメントやリアクションがいつも制作の励みになっています。漫画を読んで笑っていただいたり、日々のちょっとした癒しになればとても嬉しいです。