奈緒と木梨憲武がW主演を務めるドラマ「春になったら」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第4話が、2月5日(月)に放送される。第4話では、木梨演じる雅彦と48年ぶりの再会を果たす親友役で中井貴一が出演する。

■娘と父のハートフル・ホームドラマ

本作は、“3カ月後に結婚する娘”・瞳(奈緒)と、“3カ月後にこの世を去る父”・雅彦(木梨)が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。福田靖によるオリジナル作品で、シリアスとコミカルが同居した世界観で繰り広げる、笑いと感動に満ちた物語を立体的に描いていく。

■「春になったら」第4話あらすじ

第4話は――

「結婚のことは、いったん待ってほしい」

雅彦が、死ぬまでにやりたいことリストをかなえていくにつれ、それがまるで死へのカウントダウンのようでつらさが募る瞳は、新しい家族を作るより、今は雅彦のことだけを考えたいと、一馬(濱田岳)に正直な気持ちを伝える。しかし、偶然出会った阿波野(光石研)から自分の幸せも考えてほしいと諭され、その言葉に一瞬、一馬の顔が思い浮かぶも、やはり自分のことを優先する気にはなれない。一方、ショックを受けながらも瞳との結婚をあきらめきれない一馬は、あることを決意する。

自分のことはさておき、まずは雅彦の願いをかなえようと考えた瞳は、リストの3つ目、『神(じん)に謝る』を実行するため、雅彦の同級生だった神健一郎(中井)を見つけ出す。しかし、当の雅彦は神に会うのが怖くなったと言い、聞けば中2の当時、好きな人をめぐって雅彦が親友の神を裏切ったのだという。長年抱えていた後ろめたい気持ちを払拭するべく、瞳に背中を押された雅彦は、喫茶店を経営している神の元を訪ねる。久しぶりに会った神は、客が雅彦だと分かった途端、顔をこわばらせ、雅彦のことをまともに見ようとしない。さらに、48年前のことを謝るかつての親友に、「謝らなきゃいけないのは僕の方だよ」と言うが、雅彦には身に覚えがなく…。

――という物語が描かれる。



■木梨憲武が中井貴一に出演を依頼

第4話での中井との共演シーンの撮影を終えた木梨から、長年の親友で交流の深い中井が親友役を演じることになった経緯や、演じてみての感想が到着。

「雅彦の親友役を考えたとき、すぐに中井さんの顔が浮かんで、『中井さん、1月のスケジュールどんな感じ?』と、その場ですぐ電話しました。昔から、ドラマ、映画、いろいろな場面でご一緒してきて、この間は突然レコーディングのスタジオに呼んで、歌も歌ってもらいましたし(笑)、今回もそのノリで、『“春になったら”の4話なんだけど…』と相談したら、すぐに返事をくれて。本当に長年の友達なので、中井さんと共演というだけでうれしいですし、お芝居、セリフのやりとりをするのは本当に楽しみでした。中井さんは、現場にいてくれるだけで安心感がすごいし、出演するとなればドラマの深みが出ること間違いないというか。実際に現場を終えてみても、やっぱり本当に同い年というのもあって、お互いの思いを伝えるシーンなど、本物の同級生感が出せたんじゃないかと思っています。2人のやりとりをぜひ楽しみにしていただけたら!」と木梨は見どころを語った。

■予告動画にも反響

公式ホームページなどで見ることのできる予告動画では、雅彦が通っていた高校に瞳と雅彦が出向き、神と再会する場面からスタート。神は「あの時の僕は最低なことした」と告げる。

さらに、瞳、岸(深澤辰哉)、美奈子(見上愛)、雅彦の4人が家で食事をする場面もあり、雅彦は岸のことを気に入った様子。瞳に思いを寄せている岸は、「瞳のお父さん絶対無理してるよな。本当に結婚しちゃうのかな、あいつ」と、雅彦の病気についてや、瞳と一馬の結婚について心配する気持ちを美奈子に話す。場面は変わり、瞳と美奈子が2人で過ごしているときに美奈子は「私岸くんのことが…」と瞳に思いを明かす。

そして、一馬がまき(筒井真理子)に「芸人はやめました」と話している様子や、「最近カズマルの話しないけどなんかあった?」と雅彦が瞳の異変に気付いている様子も描かれている。SNSでは「中井さんが出るなんて豪華」「岸くんと美奈子ちゃんの展開も楽しみ」「一馬くんも幸せになってほしい」などの声が上がっている。