お笑いコンビ「とんねるず」(石橋貴明=62、と木梨憲武=62)の2人がテレビ界復活に向け動き始めている。現在はユーチューブやソロ活動がメインだが、今後は音楽活動を手始めに「とんねるず」として完全復活を目指しているという。

「最終目標は地上波番組で再び冠番組を持つことのようです。それも深夜帯などではありません。昔のようにゴールデン&プライム帯を狙っている。そのために昔の制作仲間に声を掛けているようです」(芸能プロ関係者)

 そんな2人が頼ったのが現在、フジテレビの社長である港浩一氏(71)。石橋と木梨が本格復帰への助力を依頼したという。

■とんねるずと港氏は“戦友”

「2人と港氏の付き合いは40年以上も前に遡る。『オールナイトフジ』や『みなさんのおかげです』などで一緒にタッグを組んできた“戦友”です。一時は2人で800万円ともいわれるギャラの高さを理由に『みなさんのおかげでした』を打ち切られ、フジテレビを追い出されましたが、港氏が社長に就任した時からとんねるずの復活プロジェクトは始まっていたとみるべきでしょう」(制作会社スタッフ)

 強力な後ろ盾を得たとんねるずは早速、復活ののろしを上げた。今年11月8日・9日に武道館で「とんねるず THE LIVE」の開催が発表されたのだ。

「フジテレビの事業局マターで、港社長が裏で指揮をしています。コンサートには豪華ゲストが集結する予定。俳優陣は中井貴一や水谷豊、藤井フミヤ。芸人もおぎやはぎ、バナナマン、サンドウィッチマンなど人気者が勢ぞろいするといわれています。歌ありコントありの構成になるようです」(前出の芸能プロ関係者)

 現在2人は、こちらも盟友の秋元康氏に新曲を依頼中という情報も流れているという。

「狙いは大きく大晦日のNHK紅白歌合戦です。2018年に終了した『みなさんのおかげでした』の特番計画も動いているそうですし、同世代のライバル・ダウンタウンが松本人志の性加害問題を機に失速するのを尻目に、今年は、とんねるずの勢いが続きそうです」(前出の制作会社スタッフ)

 オワコン扱いされてテレビ界を放逐されたとんねるず。令和の御代に復活は一周回ってZ世代には新鮮なのか、はたまたアイデア不足のテレビマンのノスタルジーか。おそらく後者だろう。