NissyとSKY-HIが、4月19日(金)公開のアニメ映画「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」の主題歌を担当することが解禁され、2人からコメントが届いた。

■NissyとSKY-HI、コラボで書き下ろした主題歌は「Stormy」

「ブルーロック」は、金城宗幸氏が原作を、ノ村優介氏が漫画を担当するコミックス。“ブルーロック(青い監獄)”に集められた300人の高校生FW(フォワード)たちが、世界一のストライカーを目指して己のサッカー生命とゴールをかけて挑む物語。本作は累計発行部数3000万部を突破し、第45回講談社漫画賞少年部門を受賞。2022年にTVアニメ化され、アプリゲーム、舞台化など多方面での展開も話題を呼んでいる。

この度、NissyとSKY-HIが本作初の映画化「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」の主題歌を担当することが、2月4日の“Nissy(ニッシー)の日”に開催されたNissyのファンクラブイベントで明かされた。2人が本作のために書き下ろした楽曲は「Stormy」で、1つの王冠を奪い合う激しさを表現しているという。

NissyとSKY-HIは、2023年12月に開催された「D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA」で、初のコラボ楽曲「SUPER IDOL」を披露(同楽曲は配信リリースもされている)。ともにAAA(活動休止中)でメジャーデビューを果たした2人は、2013年からソロ活動を本格的に始動。2023年はNissyがセルフプロデュースで楽曲を発表して10周年、SKY-HIもメジャーデビュー10周年を迎えていた。そんなメモリアルイヤーでの初コラボに引き続き、2024年も2人のコラボが実現する。

■Nissy「記念すべき劇場版1作目の主題歌と伺い、プレッシャーも感じました」

――主題歌のオファーを受けたときの気持ちはいかがでしたか。

率直に嬉しかったです。日本のアニメは世界的な注目度も高く、日本文化の象徴的な存在になってきている中、大ヒット中の「ブルーロック」の記念すべき劇場版1作目の主題歌と伺い、日本を代表する作品を後押しさせていただくというプレッシャーも感じました。

――今回の楽曲制作においてこだわった部分や楽曲に込めた想いを教えてください。

今回のテーマは「凪」。言葉数が少なく、意欲的に取り組むことを好まなかった彼が、玲王に誘われて始めたサッカーで“ブルーロック”に招待されたことがきっかけで、ボッと「エゴ」の炎がついた。その瞬間に、どんな音楽がかかるかを想像しました。

「エゴ」が生まれたことで加速していく圧倒的なセンスと、あの気の抜けためんどくさがる雰囲気、そしてどこか冷めている。そんな凪の雰囲気にあわせて楽曲にも緩急をつけました。歌詞はやはり凪と玲王のやり取りが必要だと思い、ブルーロックファンのSKY-HIと話し合いながら共作しました。

この作品を共に盛り上げていけるよう、後押しになれたらとても嬉しいです。ぜひ、ブルーロックも楽曲もあわせて楽しんでいただけたらと思います。

■SKY-HI「原作ファンとして、これは責任が大きいぞ、という気持ちが大きかった」

――主題歌のオファーを受けたときの気持ちはいかがでしたか。

原作ファンでありましたから、これは責任が大きいぞ、という気持ちが大きかったです。ただ、感情を移入する部分はそれより更に大きかったです。

――今回の楽曲制作においてこだわった部分や楽曲に込めた想いを教えてください。

エゴと利他、愛情と裏返しの憎しみ、キャラクターと自分、相反する二つの想いを一つにする事をとにかく心掛けました。作中で本人が話すワードを少し入れる作業もしましたが、楽曲が進むにつれて感情と行動に変化がある辺りも作品へのリスペクトとオマージュです。

ブルーロック、エピソード凪、その映画の主題歌として打ち出せる最適解であると思っています。是非映画を楽しんでいただけたら…及びその一助になれたらと思っていますのでよろしくお願いします。

■「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」あらすじ

「天才」は見つける者がいて初めてその輪郭を成す──
今、天才ストライカー・凪誠士郎のエゴが世界をアツくする!!

「めんどくさい」が口グセの高校2年生・凪誠士郎は、日々を無気力に生きていた。W杯優勝を夢見る同級生の御影玲王が、その才能を見つけだすまでは。玲王に誘われるがままにサッカーを始めた凪は、圧倒的なサッカーセンスを発揮。ある日、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの招待状が届く。

そこで待ち受けていたのは、潔世一、蜂楽廻、糸師凛ら、全国から集められた選りすぐりのストライカーたちとの出会いだった。強敵たちとの激闘の最中、<天才>凪誠士郎に“覚醒”の瞬間が訪れる。