声優の谷山紀章と下野紘が出演する「声優と夜あそび 火」(毎週月〜金曜夜10:00-11:30 ABEMAアニメLIVEチャンネル)、2月6日放送の #34では、声優だけで組織やチームを作るとしたら、誰がどの役割に当てはまるのか妄想する「声優さんで妄想ドラフト会議」が行われ、今回は「温泉旅館のスタッフ」についてトークをくり広げた。

■「声優さんで妄想ドラフト会議」

「声優さんで妄想ドラフト会議」は、声優だけで組織やチームを作るとしたら、誰がどの役割に当てはまるのかを妄想し、ドラフト会議形式で順番に発表していくというコーナーで、今回は「温泉旅館のスタッフ」をテーマに、女将、料理長、番頭、仲居、送迎バス運転手のメンバーを考えていった。

まず、旅館の中心となる女将が発表され、谷山は田中敦子を選択する。「僕よりだいぶ先輩だけど、現場でお会いすると、とてもチャーミングでキュートでひとなつっこい方なんです。優秀な役者さんだけど、役を外れたところだと、すごく気さくで、女将の器を持つ方かなって」と現場での田中を明かすと、下野も「そうなんですよね。やってるキャラクターはカチッとしたものが多い印象だけど、ご本人はふところにガンガン入ってきてくれますよね」とうなずく。

一方、下野は、女将に金田朋子をあげ、意外な人選に谷山も驚くが、「この旅館に革新がほしいと思って。新しいアイディア的な部分とか、表立って盛りあげるところを女将さんに担ってもらう」とねらいを語り、谷山も「これは名物女将になりますね」と期待を寄せた。

こうして、真逆の方向性で妄想を始めたふたりは、その後も続々とメンバーを発表していくも、もちろんドラフト指名がかぶることもなく、谷山は、料理長に大塚明夫、番頭に小野大輔、仲居に井上麻里奈、送迎バス運転手に井上和彦を選出し、大人な雰囲気がただよう旅館が完成する。「僕のなかでは料理長は流れ板で。渡り歩いた最後に出会った女将にほれこんで、女将のために、ここで一人前になって包丁の腕をふるいたいっていう。それで、あったかい器の広い敦子女将がわけありの料理長を包みこんでくれる」と妄想ストーリーを作った谷山に、下野は「なるほど〜」「正統派ドラマができそうな布陣ですね」とほほえむ。

また下野は、破天荒な女将を支える料理長に「女将の影響を受けなさそうな人」と諏訪部順一を、番頭に「まんべんなく対応できる最強のレシーバー」と寺島拓篤を、仲居には「女将からの系譜を考えたら……」と小林ゆうを、さらに、送迎バス運転手には津田健次郎を選出し、「バスで旅館に行く時に、“こんなすてきな運転手が……!”って思ってたどり着いたら、あの女将と仲居が来るんです。それで最終的には、津田の落ち着いた雰囲気で帰るから、気持ちおだやかに日常に戻れるっていう」とギャップをねらった、完璧な構想を語った下野旅館のバラエティ豊かなスタッフ陣に、谷山は、「もうまるでテーマパークやな」と大爆笑する。

さらに、料理長と番頭の心労を考え、「番頭と料理長は、毎晩、飲みにいってるはず」と語った下野に、谷山も同調し、下野旅館の日常の寸劇を始めたりと妄想トークを楽しんでいた。


■トークは終わりの時間に

そしてあっという間にトークは終わりの時間を迎え、「今回もおもしろかったですね」「本気の妄想は楽しいね」とふたりはふり返る。

ふたりが考えた温泉旅館に、X上で諏訪部が反応したことも発覚し、ふたりは大喜びで「諏訪部さん、見てる〜? あなたのところの旅館、大変だよ!?」「うちの旅館にぜひともよろしくお願いします」とメッセージを送っていた。