国内リーグでのローテーションで出番が回ってくる可能性も

スペイン国王杯では決勝でオサスナを撃破し、その3日後にはチャンピオンズリーグ準決勝1stレグでマンチェスター・シティと激突するなど、忙しい5月を過ごしているレアル・マドリード。

今夜にはリーガ・エスパニョーラ第34節・ヘタフェ戦が控えているが、レアルの第一目標はCLだろう。17日にはマンCとの2ndレグを予定しており、1stレグは1-1の激闘だった。レアルはアウェイでの2ndレグに何としても勝つ必要があり、優先順位は国内リーグよりもCLだ。

そこで注目されるのがローテーションだ。ヘタフェ戦ではマンC戦へ向けて主力を温存する可能性が高いと見られており、中でもスペイン『MARCA』はFWエデン・アザールに注目する。

レアル加入以降は良いところのないアザールだが、それは今季も変わらない。負傷離脱を繰り返しているうちにヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエスら若手が成長し、アザールの序列は急降下したのだ。

今季は大きな怪我も負っていないが、単純に出番がない。ここまで331分間しか出番がなく、同メディアも「レアル加入以降最も活動的でないシーズンになりそうだ」と冷ややか。

加入初年度の2019-20シーズンは1545分、2020-21シーズンは896分、昨季は903分間プレイしていたアザール。今季は過去3シーズン以下のプレイタイムに終わりそうだが、ヘタフェ戦でもう一度実力をアピールできるだろうか。クラブとサポーターにアピールできる時間は残り少なくなっており、チェルシー時代の輝きを少しでも見せてほしいところだ。