序盤は苦戦したが

ACミランに所属するセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(26)は現在絶好調だ。

ヨビッチは今夏にフィオレンティーナからフリーでミランに加入。昨シーズンは公式戦50試合に出場し、13ゴール3アシストを記録した同選手だが、ミラン加入後はなかなか得点を奪えずに苦戦していた。

ヨビッチはレアル・マドリードでは苦戦したものの、フランクフルトでプレイしていた2018-19シーズンには公式戦で27ゴールを奪った実績もあるストライカーだ。そんなヨビッチに待望のミラン初ゴールが生まれたのは12月3日に行われたセリエA第14節のフロジノーネ戦だ。

14節までゴールを奪えなかった同選手だが、この試合では1ゴール1アシストを記録し、チームの勝利に貢献。そしてこのゴールをきっかけにヨビッチは調子を上げていく。リーグ戦ではその後出場した3試合で2ゴールをマーク。

CLのグループステージ、ニューカッスル戦と第18節のサッスオーロ戦では得点を奪えなかったが、コッパ・イタリアのカリアリ戦では2ゴールをマークした。直近出場した6試合で5ゴールを決めており、得点から遠ざかっていたストライカーが目覚めつつある。

伊『calciomercato.com』は直近の同選手の活躍を称賛しており、2024年6月末までの契約となっているヨビッチだが、この活躍を続ければ指揮官のステファノ・ピオリとクラブから信頼を勝ち取ることができると伝えている。

ミランはストライカーを探しており、シュツットガルトのギニア代表FWセール・ギラシを狙っているとの報道も出ているが、伊『La Gazzetta dello Sport』はヨビッチがこの調子で得点を量産できればストライカー問題も解決されるかもしれないと綴っている。

ミラン加入後、初ゴールを奪うまでは苦戦したヨビッチだが、この調子をどこまで維持することができるのか注目だ。