途中出場から決定的な働きを見せている

相手のラツィオが3人の退場者を出すなど、大荒れ模様となった1日のラツィオVSミランの一戦。このゲームに決着をつけたのは、今季よりミランでプレイするスイス代表FWノア・オカフォーだ。

88分にオカフォーが決めた得点を守り切り、ミランはラツィオに1-0で勝利。貴重な勝ち点3を手にしたわけだが、見事なのはオカフォーの決定力だ。

23歳のオカフォーにとって、これが今季セリエAでの5ゴール目だ。このうち、途中出場から決めたゴールが4つある。ミランではオリヴィエ・ジルーが前線の軸で、ルカ・ヨビッチも調子を上げてきた。オカフォーにとっては易しくない状況で、ベンチスタートがほとんどだ。しかし、限られたチャンスを確実に活かしている。

オカフォーが得点を決めた5試合は全て勝利しているのも特長的で、伊『Gazzetta dello Sport』も509分間のプレイで5ゴールを決めるオカフォーの決定力を高く評価している。

オカフォーは育成に定評あるオーストリアの名門ザルツブルクで結果を出してきた選手で、ミランはその将来性も評価しているのだろう。いずれはベテランのジルーに代わるエースになってほしいところで、セリエA1年目の今季はまずまずの活躍と言えるのではないだろうか。