当時の契約解除金は2000万ユーロ(約32億円)

マンチェスター・ユナイテッドの元監督オーレ・グンナー・スールシャール氏がSky Betの番組『Stick to Football』ゲスト出演し「ユナイテッドはハーランドと契約する機会を2度逃した」と語った。

アーリング・ハーランドは昨季、マンチェスター・シティに加入し、公式戦53試合52ゴールの活躍で、シティのトレブル(3冠)達成に貢献した。今季、怪我はあったものの、公式戦32試合で29得点をあげ、変わらぬ活躍を見せている。

ハーランドは、2017年から2019年までスールシャール氏が当時監督を務めていたノルウェーのモルデでプレイしていた。スールシャール氏は古巣のユナイテッドに電話して「ハーランドと契約するべきだ。彼はトップクラスになるだろう」と伝えたが、クラブからの返答はノーで獲得に乗り出さなかったようだ。

2019年にハーランドはザルツブルクに移籍し、スールシャール氏はユナイテッドの監督に就任したが、その後も強い関心を持っていた同氏は、クラブに再び獲得を検討するように要請した。

「モルデがハーランドをザルツブルクに売却した際、契約解除金があり、それが2000万ユーロ(約32億円)なのを知っていた」契約解除金の具体的な金額を伝え、獲得を進言したという。しかし、ユナイテッドはまたしても獲得しないという決定をしたと明かした。

「ザルツブルクで得点を決めるようになってからは、ドルトムントもユベントスもたくさんのクラブが獲得に乗りだしていたよ」と当時を振り返った。

当時ハーランドを獲得していたら、ユナイテッド、現在所属するシティの歴史は変わっていたかもしれない。