弱点の少ないアンカーへと成長

今や世界を代表する守備的MFへと成長したマンチェスター・シティ所属のスペイン代表MFロドリ。

昨季はチャンピオンズリーグ決勝でチームを優勝へ導くゴールを決めるなど、ここぞの決定力も増してきた。弱点の少ない理想的なアンカーと言えよう。

『France Football』によると、ロドリにはずっとお手本としてきた選手がいた。同じスペインの先輩であるセルヒオ・ブスケッツとシャビ・アロンソだ。両者のタイプは異なるが、2010ワールドカップ、EURO2012などを制してきたスペインのレジェンドMFコンビだ。

ロドリも2人のように長く愛されるMFになることを目標にしてきたようで、次のようにコメントしている。

「セルヒオ・ブスケッツとシャビ・アロンソに注目してきた。この2人は絶対的な基準だったんだ。彼らのようになりたい、彼らと同じことをしたいと思ってきた。守備的MFが僕にとって最適なポジションであることは分かっていたからね」

「特にブスケッツはスペイン代表でも一緒に戦ったから、そこで学ぶことができた。彼は僕に成長するための多くの情報をくれたし、時にはアドバイスをくれたりもした。それに、何よりも彼のことをよく見ることができた。まさに史上最強だよ。彼のプレイはもちろん、何よりも長年にわたる彼の驚異的な強さが印象的だ。僕も引退するときには、みんなに安定したクオリティの選手だったと覚えていてほしいんだ」

マンCの主力としてプレミアリーグもCLも制した。次はブスケッツのようにスペイン代表で成功を掴みたいだろう。まず狙うは今夏のEURO2024、その先にある2026年のワールドカップでの頂点だ。