レアル相手にも結果を残した

マンチェスター・シティはCLラウンド8・1stレグでレアル・マドリードと敵地で対戦。

ディフェンスラインに怪我人が出て、ケビン・デ・ブライネもコンディション不良で欠場となったこの試合で再び存在感を発揮したのがフィル・フォーデンだ。

開始早々のベルナルド・シウバのゴールでいいスタートを切ったシティだったが、前半のうちにレアルに逆転を許す。後半も途中までチャンスを作れていなかったシティだったが、フォーデンの一振りが流れを変えた。66分にジョン・ストーンズからのパスを受けたフォーデンが豪快に左足を振り抜くと、これがネットに突き刺さる。攻めあぐねていた中でのフォーデンのシュートは再びシティに勢いをもたらした。

その後、71分にヨシュコ・グヴァルディオルが逆転ゴールを叩き込むが、レアルに行きかけていた雰囲気を変えたのはやはりフォーデンの一撃だ。79分にフェデリコ・バルベルデのスーパーゴールで追いつかれたシティだが、デ・ブライネやカイル・ウォーカー不在の中でのアウェイで3-3は悪くない結果だ。

この試合のMOMを獲得したフォーデンは、クラブの公式サイトで先制点が早すぎたとも語っているが、再び追いつき一時は逆転したチームに確かな手応えを感じているようだ。

「ゲームプランが変わったとは思わないが、時には得点が早すぎることもあると思う。彼らは本当によく対応してくれた。私たちはまた落ち着いて、自分たちのサッカーをしなければならなかった。このチームは大きく進歩している。落ち込んだときでも、うつむくことなく、自分の能力を信じる。私たちはいつでも逆転できることを知っている。このチームの一員になるのは素晴らしいことだ」

昨シーズンはレアル・マドリードとのアウェイで貴重な同点ゴールを決めたのがデ・ブライネであったが、今シーズンはそのデ・ブライネに変わる新エースが大仕事をやってのけた。87分で負傷交代したため、状況が気になるが、今シーズンシティにタイトルをもたらすのはフォーデンなのかもしれない。