ビッグクラブから注目を集めるレアルの動向

レアル・マドリードが今夏に獲得を目指している目玉選手はキリアン・ムバッペだけではなく、現在バイエルン・ミュンヘンに所属する左SBのアルフォンソ・デイビスも含まれている。そして、もしレアル・マドリードがアルフォンソ・デイビスの獲得に成功した場合、玉突き的にフェルラン・メンディの獲得にビッグクラブが動くと『football.london』が報じた。

フランス『L'Equipe』紙によると、アーセナル、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルが今夏の左サイドバック獲得を検討しているとされており、そのファーストチョイスがレアル・マドリードのメンディになるという。

メンディは2019年にリヨンからレアル・マドリードに加わり、165試合に出場し、快足を生かしたドリブルやパスセンスの高さ、安定した守備を武器に活躍し、クラブのタイトル獲得に貢献してきた。しかし、アルフォンソ・デイビスがレアル・マドリードに加入すれば先発の座を奪われることとなり、現在28歳のメンディはプロ選手として最後の大型契約を結ぶ機会になるとされている。

プレミアリーグのビッグクラブの多くが今夏にディフェンスラインの再編を目指しており、メンディの攻守にわたる安定感は魅力的に映っているようだ。レアル・マドリードとしては、メンディの放出は今夏がムバッペ、アルフォンソ・デイビスの獲得というビッグディールを起こす前の資金を貯める最後のチャンスとなっており、メンディが移籍市場に出れば争奪戦は必至となるだろう。