決定機を外すシーンもあるが

今夏に新たなストライカーの獲得に動くことが予想されているチェルシー。ナポリのヴィクター・オシムヘンなど数人のトップクラスのストライカーとの噂が浮上している。

しかしアーセナルやチェルシーなどでプレイ経験のあるエマニュエル・プティ氏はストライカーの獲得は必要ではないという考えのようで、現ストライカー、ニコラス・ジャクソンへの期待を語っている。

「ここ数試合、チェルシーでは個人的に調子を上げている選手が何人かいるが、ジャクソンはその一人だ。より多くの選手が向上する必要があるが、そうすれば彼はさらに良くなるだろう。彼らがまとまって良くなれば、彼はもっとゴールを決めると確信しているし、今のところ、彼は良い最初のシーズンを送っている」

「ポチェッティーノを続投させれば、彼はさらに良くなるだろう。N・ジャクソンは来季30ゴールを決められると確信している。チェルシーにはオシムヘンもイサクも必要ない。チェルシーにおける9番の呪いについては誰もが知っているし、ここ数カ月でジャクソンの実力を見てきた」

「イサクのような選手と契約することで、彼にさらにプレッシャーをかける必要はない。どのポジションにも競争は必要だが、ジャクソンのような選手が頭角を現し始めたら、プレッシャーをかけず、爆発させればいい。もし私がチェルシーなら、ジャクソンがすでに活躍し始めている時にイサクは買わないだろう」(『Grosvenor Spor』より)

今シーズンよりビジャレアルからチェルシーに加入したジャクソン。決定機を外してしまうシーンも多く、批判を受けることもあったが、ここまでリーグ戦は33試合で14ゴール5アシストをマーク。リーグ戦3試合連続得点中であり、調子を上げてきている。

変革期のチェルシーで多くの批判を受けながらも、リーグ戦14ゴールまで積み上げたジャクソン。まだまだ改善すべきところも多いが、同選手の裏への抜け出しやスピード、得点感覚は世界トップクラスのストライカーの片鱗を見せつつあり、まだまだ発展途上のストライカーのこれからの成長が楽しみだ。