独2部で確かな結果を出してきた

ブンデスリーガ2部で3位に入り、昇格プレイオフへ回ることになったデュッセルドルフ。それに大きく貢献してきたのが日本代表MF田中碧だ。

一昨季と昨季は2部で1ゴール1アシストの成績を残していた田中だが、今季は7ゴール3アシストと一気に数字を伸ばした。日本代表では以前から中盤の重要戦力だったが、デュッセルドルフでも同様の存在となったのだ。

当然田中の人気は高まっており、独『Bild』も田中の去就に注目している。デュッセルドルフが昇格を決められるかで状況は変わってくるだろうが、25歳を迎えている田中にとってもステップアップを検討する時期だろう。

「監督のダニエル・ティウネは彼を『ゲームチェンジャー』と呼んでいて、田中はチームの要となった。来季ブンデスリーガ1部で戦うには、彼が絶対に必要となるだろう。その場合デュッセルドルフはとにかく田中をキープしなければならない」

「田中は過去にも1部クラブへの移籍案が浮上していたが、本気で動くクラブは少なかった。日本代表でトップレベルの試合に出場している一方で、デュッセルドルフでは納得のいくパフォーマンスを見せられなかったのだ。しかし、この夏はすべてがまったく違って見えるだろう。今では興味のあるクラブが列を作っている。田中はあらゆるゲームで能力を発揮している。市場価値350万ユーロを考えると、市場のお買い得選手になる可能性がある」

デュッセルドルフの一員として1部で戦うのも理想のシナリオだが、果たして今夏に田中はどう動くのか。2部での活躍で人気は高まっており、来季こそは5大リーグの1部で戦いたいところだ。