4月15日に起きた名古屋市北区の中学校の火事で、火元の教材室には、課外学習で使う固形燃料や着火剤などが保管されていたことがわかりました。  15日の放課後に北区志賀町の市立北陵中学校で起きた火事では、校舎3階の教材室が1時間半ほどにわたり燃え続け、中にあった木材や吹奏楽部の楽器などが焼け、煙を吸った男子生徒(13)1人が搬送されました。  これほど急速に炎が広がった理由について、教材室には野外学習のキャンプで使う固形燃料や着火剤などが床に積まれていて、何らかの原因で火がついたとみられることが、学校関係者などへの取材で分かりました。  現場には他にも、着火用のライターや使わなくなったトーチ棒なども保管されていたということです。 市立北陵中学校の丸山徹教頭(15日夜): 「(火の気は)一切ないものですからそれも調査をして、どういう風な原因でそうなったのか、ちょっと疑問に思うところです」  学校はこれまで「教材室は普段は施錠されていた」と説明していて、警察は生徒らから聞き取りを進めるなど、引き続き出火原因を調べています。 ※画像は視聴者撮影