パリオリンピック・マラソン女子日本代表の切符はあと1枚。3月10日に行われる「名古屋ウィメンズマラソン2024」が最終選考レースとなります。  大阪国際女子マラソンで前田穂南選手が出した日本記録2時間18分59秒を切り、日本人トップになれば代表内定です。  大阪での前田選手の走りをスマホで見ていたのは、東京オリンピックで10000mに出場した安藤友香選手。  安藤友香選手: 「『すごい!』って気持ちと、そこを目指さないとパリはとれんのやな…っていう『やるしかない』って気持ちと、どっちもありましたね」  3人兄弟の末っ子として生まれ、岐阜県で育った安藤選手。そんな彼女は7年前の名古屋ウィメンズマラソンで、初マラソンでは歴代トップという鮮烈なデビューを飾りました。  しかし、今でも自己ベストはあの時のまま…。  安藤友香選手: 「今の自分を出し切るっていうことがなかなかやり切れない。勝負どころで1歩引いてしまうとか、自分の弱さは今もぬぐい切れてないです」  2時間18分59秒を突破するのに必要なのは、攻めの走り。練習では前田選手を意識して、20km以降のペースアップに取り組むことも。  安藤友香選手: 「やっぱり五輪にマラソンで出たいなっていう思いがあるので、自分がしっかり走って感謝を伝えたいし、結果を残して恩返ししたいって言う気持ちが強いので、それを名古屋でできたら最高だなって思います」