パリオリンピック・マラソン女子日本代表の切符はあと1枚。3月10日に行われる「名古屋ウィメンズマラソン2024」が最終選考レースとなります。  大阪国際女子マラソンで前田穂南選手が出した日本記録2時間18分59秒を切り、日本人トップになれば代表内定です。  名古屋の地からは、オリンピック代表が過去7大会連続で誕生しています。  2000年の名古屋国際女子マラソン。シドニーオリンピック出場を懸けてレースに挑んだのは、岐阜県出身・高橋尚子選手。  名古屋を制して代表権を手にすると、シドニーでは日本の女子陸上界に初の金メダルをもたらしました。  また2016年の大会は、リオオリンピックへのラストチャンス。レースは終盤までもつれました。  37km過ぎから、田中智美選手と小原怜選手が日本人トップの座をかけデッドヒート。勝負の行方は最後までわからないまま、フィニッシュ地点へ。  結果、田中選手が小原選手を振り切り、1秒差でオリンピック最後の1枠をつかみました。  名古屋ウィメンズマラソン2024。パリにつながるラストレースの結末は…。