SMILE―UP.からの補償額1800万円について、不服申し立てをしたジャニーズ性加害問題当事者の会の副代表・石丸志門氏が9日、取材に応じ、同社から民事調停を申し立てる方針を伝えられたことを明らかにした。

 同日、不服申し立ての結果を聞いた石丸氏は「回答としては、金額の提示はございませんでした。SMILE―UP.が費用を負担して、調停を行うということになり、私もそれに同意しました」と明かした。

 今回、新たな補償額の掲示はなかったという。「この場で解決とはなりませんでしたが、また違った形で前進するということはお約束してくださいました。話し合いが今日で途切れることはない。今後も話し合いを続けるということになりました」と伝えた。

 調停を提案されたことについては「想定外ではあります」と率直な心境を述べた。

 また、同社からは、提案理由についての説明があったという。「影でコソコソとお金で解決しようとしていると思われたくない。きちんと第三者を入れて、明確な話し合いをしたいということが、理由だそうです」と明かした。