欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦(9日=日本時間10日)、昨季CL優勝のマンチェスター・シティー(イングランド)は、アウェーで強豪レアル・マドリード(スペイン)に3―3で引き分けた。

 前半2分にMFベルナルド・シルバの直接FKで先制し、12分にオウンゴールで同点にされると、14分にはFWロドリゴにゴールを許した。後半21分にMFフィル・フォーデン、26分にDFヨシュコ・グバルディオルの得点で逆転するも34分にMFフェデリコ・バルベルデにゴールを決められるなど、壮絶な打ち合いの末にドローだった。

 CL2連覇を狙うジョゼップ・グアルディオラ監督は「威厳に満ちた素晴らしい試合だった。我々は(序盤に)良いスタートを切ったが(R)マドリードとの対戦は難しかった」と振り返った上で、ホーム開催となる第2戦に向けて「私たちにはサポーターがいる。マンチェスターの人々とともに向かっていく」と必勝を誓った。

 マンCは今季CLのホーム戦で無敗の上、全試合3得点以上と本拠地では圧倒的な強さを見せており、この日は不発だったエースFWエーリングブラウト・ハーランドの活躍が期待されている。元イングランド代表FWクリス・ワルド氏も「マンCはホームに戻っても優勢と言わざるを得ない。彼らは自信を持っている」と指摘していた。