ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)に挑戦するルイス・ネリ(29=メキシコ)が、6日の東京ドーム決戦前に、謎の弁明だ。

 ネリはこれまで「井上は過大評価され過ぎている。弱点はいくつもある」などと王者を挑発。物議を醸してきた。しかし、メキシコメディア「リネアディレクタポータル」によると、ネリはインスタグラムのストーリーズに発言について釈明した。

「私が井上を過小評価している、あるいは過大評価していると言っているSNSを見てきたが、私は過小評価していない。もし私が彼を過小評価していたら、彼をアホだと思ってトレーニングしてない」と、ナメてはいないと強調。

「そんなことはない。私は一生懸命トレーニングしてきたし、彼がタフなファイターであることは分かっている。私のキャリアの中で最も厳しい試合の一つになるだろう。私は一生懸命トレーニングして5か月間準備した」と〝悪童〟らしからぬ純粋さでこの一戦にかけてきたと訴えた。

 ただし「私は彼を過小評価しているわけではないが、彼がパウンド・フォー・パウンドで世界最高の選手であるとは思わない。それは過小評価ではない」と、付け加えることも忘れなかった。

 同メディアは「ネリは、井上尚弥との試合に先立って、このようにして場をさらに盛り上げた」とパフォーマンスだと指摘。試合直前まで話題を振りまきたいようだ。