【皐月賞・厩舎直送】エコロヴァルツは前走を糧にした調整進む　「ユタカさん（武豊騎手）も『落ち着いていて、いい感じ』と言ってくれましたので」

皐月賞2024

［ＧⅠ皐月賞＝２０２４年４月１４日（日曜）３歳、中山競馬場、芝内２０００メートル］

　エコロヴァルツ（牡・牧浦）は全休日の８日朝、馬房のなかでリラックス。大一番に向けて静かに英気を養っていた。表情は精悍（せいかん）。デキの良さは疑いようがない。

「体重は今で４９２キロか４９４キロ。状態は前回同様にいいと思います。落ち着いてレースに臨めるようなら」

　担当の山田助手が具合の良さに胸を張る。前走のＧⅢ共同通信杯は５着。道中でエキサイトしたレースぶりを踏まえて、中間は折り合いを重視された調整を継続している。

「メンコの上にアイシールドを着けて、前に馬を置く調整をしています。ハミはトライアビットにしています。普段の調整では我慢が利いていますよ。１週前追いのときにユタカさん（武豊騎手）も『落ち着いていて、いい感じ』と言ってくれましたので」と同助手が上々の感触を告げる。

　直線だけの競馬で２着に駆けたＧⅠ朝日杯ＦＳの内容からも能力はあるのは間違いない。力まずに走れれば、反撃のシーンがありそうだ。

著者：東スポ競馬編集部