カメラをじっと見つめるサンライズジパング
カメラをじっと見つめるサンライズジパング

皐月賞2024

[GⅠ皐月賞=2024年4月14日(日曜)3歳、中山競馬場、芝内2000メートル]

 昨年暮れのGⅠホープフルS3着後、前走のリステッド・若駒Sを快勝したサンライズジパング(牡・音無)。若駒S勝ち馬は、1990年のハクタイセイから数えて皐月賞で合計4勝。2着5回、3着1回の好成績を収めている。

「一頓挫があって弥生賞の出走を取り消しましたけど、順調に乗り込めていますので。息の入りもいいし、体つきもシャープ。毛ヅヤも良くなってきましたね」

 担当の平井助手が納得の仕上がりを伝える。心肺機能が強く、簡単にはバテない。ホープフルSの内容から、現在の荒れた芝の中山コースへの適性はきっとあるはずだ。

「瞬発力勝負よりも、長く脚を使う競馬のほうがいいです。ある程度の位置で運ぶのが理想ですね」と同助手。乗り方次第で上位進出の場面は十分ある。「いい意味で意外性のある馬ですし、ここまでにいろいろな変化を見せてきています。楽しみはあると思いますよ」と力強く続けた。

著者:東スポ競馬編集部