スウィープフィートは陣営も納得の仕上がり
スウィープフィートは陣営も納得の仕上がり

オークス2024

[GⅠオークス=2024年5月19日(日曜)3歳牝、東京競馬場・芝2400メートル]

 桜花賞4着からの逆転戴冠を目指すスウィープフィート(牝・庄野)は17日、角馬場でのキャンター調整で汗を流した。トレーニングを終えて厩舎に帰っていく姿を間近に見ても、毛ヅヤの良さは明らかに前走以上。いいコンディションでレースへと向かえそうだ。

「追い切ったあともテンションは変わらずきています。初めての長距離輸送はやってみないと分かりませんが、落ち着いてゲート裏までたどり着いて五分にスタートを切ってくれれば、いいレースができると思いますよ」

 こう話す担当の渡辺助手も仕上がりに納得の表情。チューリップ賞から桜花賞への中間は10日ほどの短期放牧だったが、前走後は3週間のリフレッシュ期間を設けてオーバーホール。「その分、体もふっくらして帰ってきてくれましたし、オークスに向けてスムーズに立ち上げていけました」とここまでの調整を振り返る。

「阪神JFでは勝ち馬から0秒9差だったのが、桜花賞では0秒2差。しっかり差を詰めてくれましたからね。折り合いにも成長を感じますし、2400メートルでもこの馬の決め手を発揮してくれたら」(同助手)

 その前走は最後の直線で少し進路取りに手間取るところがあった。すべてがスムーズにかみ合えば…スウィープフィートが樫の女王に輝いても何ら不思議はないはずだ。

著者:東スポ競馬編集部