小学校の夏休みの最終土曜日にあたる8月26日に、厚木市の北・上依知・依知小学校合同の夏祭りイベントが初開催された。3校保護者や地域団体らから成る実行委員会が企画。3校の児童ら約300人が訪れ、北小学校で夏の思い出づくりを楽しんだ。

これまで各小学校区ではふれあいまつりが開催されていたが、コロナ禍により中止が続いていた。様々な制限を余儀なくされる子どもたちに夏を楽しんでもらいたいと、半年ほど前からPTAを中心に企画スタート。約40人の実行委員が、地元自治会らの協力を得ながら、すべて手作りで準備を進めてきた。

当日は、校庭に水鉄砲やかき氷、綿あめなどの屋台がならび、体育館ではお手玉などの昔遊びのほか、おばけやしきも開催。太鼓演奏や地元ソフトボールチームのストラックアウトなど会場は盛り上がった。おばけやしきに参加した親子は「手づくりならではの怖さが楽しかった」と笑顔を見せた。

実行委員会の中心を担ったのは、北小PTAOBの松橋貴行さん(48)。参加した3校は中学校区が同じこともあり「子どもたちに夏の思い出を共有してもらえればなにより。こども中心のまちづくりのため、大人たちができることを続けたい」と話した。