神奈川県は3月7日、新型コロナウイルス感染症の4月以降の対応について国が示した方針等を踏まえ、治療薬の費用や入院医療費に対する支援の終了などを発表した。医療費は自己負担割合に応じた通常の窓口負担に変わる。平塚市も県と同様の対応となる。

新型コロナの診療を行う外来対応医療機関の指定と公表を3月末で終了し、通常の医療提供体制へ移行するほか、体調悪化時の相談対応や受診可能な医療機関を紹介する相談窓口「新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル(【電話】0570・056774)」も終了となる。

ワクチンの接種年1回自己負担

3月末に全額公費での接種が終了となる「新型コロナワクチン接種」は、年1回(秋冬)の自治体による定期接種に変更される。季節性インフルエンザの定期接種と同様に、65歳以上の人等が対象で、接種費用は原則自己負担となる。

また、他の定点把握対象の感染症と同様に、定点医療機関による週次の発生動向の把握と公表を継続するほか、新型コロナの罹患後症状に対応している医療機関の登録と公表を継続していくという。