昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類移行したのを受け、鎌倉市はこれまでの取り組みをまとめ、3月22日に公表。市ホームページ上に掲載している。

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取り組みの対象期間は、2020年1月から23年6月までの3年半。101ページにわたる記録集は、【1】新型コロナウイルス感染症【2】国・県等の対応【3】市の対応策【4】市の体制等【5】支援・対応策【6】ワクチン接種【7】救急対応【8】県への協力及び要望【9】寄付の9項目について記載した。

具体的には、全国・神奈川県・鎌倉市ごとの感染者数推移、ワクチン接種の状況、緊急事態宣言や臨時休校など感染症流行後の主要な出来事を時系列にまとめた。

市の動きでは、20年1月に新型コロナ対策会議を設置し、124回におよぶ会議の協議内容や決定事項を記載。感染症拡大防止に向けた市の基本方針は状況に応じて35回改定され、職員の勤務体制、学校・公共施設・イベントの対応も記録として残した。

市は新型コロナにおける総括を、同様の災禍に襲われた際の参考にしたい考えだ。