(写真:ユキオ.0/PIXTA)

国土交通省が3月に発表した地価公示(2024年1月1日時点)では、埼玉県内の住宅地の前年比上昇率は2.0%となった。本稿では、埼玉県で「住宅地」に分類されている約1000地点の中から、1平方メートル当たりの地価が高い「上位300」地点をランキングした。

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で公表されている各地点の鑑定評価書から、上位のエリアの特性を見ていく(※鑑定書には地番や住居表示があるが、本稿は最寄り駅で表記)。

→「トップは1坪1.8億円『全国地価ランキング505』」はこちら。

トップ20までが40万円以上

首位の浦和(さいたま市浦和区)は、118.0万円(1平方メートル当たり)。坪当たりに換算すると、約389万円となった。上昇率も9.3%と高い。鑑定書には、「新築分譲マンションの供給が少ないので、中古分譲マンションが活況を呈している。マンション用地を希求する投資家が相次いで市場に参入しており、地価は強含みで推移している」と記載されている。

2位の大宮(さいたま市大宮区)は99.8万円。「大宮駅徒歩圏内の利便性が良好なエリアに存し、分譲マンションの販売市場は継続して好調であり、分譲マンション用地に対する需要も堅調である」とある。

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