それは、昨年のWBCで侍ジャパンを支えたダルビッシュ有投手だった。

(写真:丸山さん提供)

箕輪さんの友人だったダルビッシュ投手は「箕輪家」を心配して連絡。

そして、大会期間中である3月13日に、後輩たちを引き連れて「箕輪家」を訪れた。宇田川優希投手や大勢投手、湯浅京己投手、宮城大弥投手ら侍ジャパンの面々を連れて「箕輪家」のラーメンをすすった。

(写真:丸山さん提供)

この姿がダルビッシュ投手のInstagramや箕輪さんのXで公開され、一気に話題沸騰。「箕輪家」は倒産の危機を免れた。

「オープンからこういった紆余曲折をへて『箕輪家』らしさというものが生まれたと思っています。各所にご心配やご迷惑をかけてここまで来ましたが、昨年の秋頃からようやくスープも安定し美味しいラーメンが提供できています」(丸山さん)

(写真:筆者撮影)

5月に新店オープン予定。まだまだやりたいことだらけ

(写真:筆者撮影)

意外と思うかもしれないが、「箕輪家」のラーメンは非常にオールドスタイルな家系ラーメン。今流行の濃厚系や醤油の強い家系ラーメンとは違い、じんわりと豚骨の旨味を感じる一杯だ。もともと箕輪さんの原点である、昔の家系ラーメンの良さが滲み出ている。